~20250915
更新日:2025年9月29日
パリ軍事博物館、かなり良かったな。ひたすら甲冑と武器が繰り返し繰り返し並んでいるだけだが。最初の展示室にフランス王の甲冑や武器が飾ってあり、何もかも隙間なく彫金が施されていた。半端ではない。明らかに子供用の甲冑もあった。王、こんな小さい頃にもこんな重たい甲冑着て戦やったんだな。
三又に開いた短剣もあった。刺した後に開くことで肉を裂くんかな。やはり武器、殺意が高い。銃も今は無き形が面白い。縦列歩兵に対抗するために銃身を扇形に3連にした銃もあった。普通に扇形のやつ量産するより人間を3人用意するほうが安かったんだろうな。命が軽い…。武器、全体的にでっけ〜。思ってるより2、3倍でかい。あと軍馬がめちゃくちゃでかい。こんなの突っ込んできたら歩兵としちゃそりゃ怖いよ。騎馬突撃用におでこにツノつけた馬用の甲冑もあったな。フランジメイスとかポールアックスとか見て、はぇ〜これがいつもchivarly2でおじさんしばいてる武器ですか〜になった。う〜んやはり野蛮。しかしフランジメイス、設計思想がよくわからないし、これが採用されて結構広く使われて続けたのもよくわからん。無垢の鉄の塊だと振り回すのに重かったんかな。しかし何故こんな入り組んだ断面なんだ。肉へ食い込むように…?いや……そんなんなら研いで斧みたいにした方がいいよな。
クロスボウは……矢がかなり太い!こんなん痛いわけですわ。chivalry2だと騎士相手に100ダメージ入るが、そら入るわ。軍事博物館めちゃくちゃ良かったね。良すぎて図録2冊買った。ただ、ひたすら甲冑・武器・甲冑・武器だった。オーストリアの軍事博物館は旅装とか兵士の持ち物も結構あったのが嬉しかったな。そういうのも見たかったな。
パリ軍事博物館、アンヴァリッド廃兵院の中に入っており、傷痍軍人を受け入れる病院・宿舎なわけだが、お堀が掘ってあったり星型だったり、アレクサンドル3世橋とまっすぐ直通だったり、だいぶ軍事を想定した建築だったな。というか廃兵院って……翻訳はもうちょいなんとかならんかったのか。
ヨーロッパちょいちょい街中に青銅の英雄像があるので、見るたびにノスタルジアで焼死したおじさんを思い出す……。
ルーブル行ったぜ…。ルーブル・アブダビ行った時に、初めてのルーブルはなんてことはなかった(なんてことありまくり…)を既にやっていたが、まぁ本家ルーブルなのでもう一回初めてのルーブル…ネタやっていいか😄で行ったら、めちゃくちゃなんてことありすぎ……。でかすぎ…。日本のいろんな企画展で、色々作品借りてきたんだな〜でも少ね〜〜…と思っていたが、あの少ないくらいでちょうどいいんだな。デカすぎ、ありすぎ。へとへと。
ナポレオンゾーンが良かったな。部屋の内装と調度をセットで見ることができて。ヴェルサイユに求めてたのこれだよ〜という感じ。ヴェルサイユの建物を見たかったらヴェルサイユ宮殿に行くべきで、内装を調度もセットで見たかったらルーブルに行くのがいいのかもな。ルーブルがめちゃくちゃ気合い入れて復元したからなのか、時代が新しいからなのか、ナポレオンの趣味なのかわからないが、内装に関してはルーブルのナポレオンの部屋の方が絢爛豪華だったな。絨毯が敷いてあるせいもあるのかな。やはり板張りのままか絨毯があるかでグッと空間の華やかさが変わる。ヴェルサイユ、部屋によっては壁や柱の石とか細工が修復されず、木製に石っぽいペイントがしてあったな。頑張れよ。ナポレオンの部屋周辺は、ゆりかごとか食器とか、うお〜〜!これこれ!という感じ。ありがとう……。もう少し古い時代の皿とか見てると、アール・ヌーヴォーへ展開していった意味がよくわかる。
モナリザは……人多すぎ。多いとは聞いていたけど、フェスかってくらい人がいた。フェス行ったことないからわからんが。モナリザにスープぶっかけた環境活動家も、この人混みをスープ抱えて突破したんか…。よくガードを振り切ってあそこまで近付いて写真まで撮れたな。ガッツがありすぎる。モナリザは思ったより小さいみたいなこと言われまくってるけど、講義で死ぬほど見せられたし画集で寸法は見ていたので、想定より大きいまであった。みんなが見られるようにかなり高めに展示してあるせいかな。個人の肖像画なので妥当な大きさだった。しかし…人が多すぎて、脳の情報処理がそちらに割かれてしまい、作品の情報処理を全然できてない感じがする。かなC…。右往左往して結局5時間くらい中にいたっぽいが、3セクションくらいしか見れなかったな。正直ルーブルは、月曜は他の予定無いし美術の徒としてパリ来てルーブル行かないのはまずいかな〜まぁ行っとくか〜くらいの感じで組んだが……舐めすぎ!ばか!
モナリザで疲れすぎて、その後全く脳が作品の処理をせずあんまり見た感じしないな。脳に叩き込めなくても寝てる間に少しくらいは処理してくれるでしょう。あと収穫だったのが、10世紀〜17世紀の西洋美術(特に宗教絵画)に全然興味無い理由がなんとなくわかったこと。まぁぬるっとしてて暗いから…。そう……これずっと良くないなと思いつつ、しかし全く興味ないのだよな。17世紀あたりはもうだいぶ絵が技巧的になってて、立体感や陰影など形の部分はめちゃくちゃに上手いのだが、色彩に関しては形とはひどくアンバランスにパラメーターが低い。あの時代の宗教芸術、肌の色とか服の色とか、ひとつの固有色の明度差だけでコントロールしてるから、明るいとこが全部白みがかっていく。あの感じが…なんか……退屈に見えてしまう。教授が作家には光派と色派がいるみたいなこと言ってたが、私は完全に色派なんだよな。全体的にじゃあお前はルーブルじゃなくもっと近現代のがあるとこに行けなんだな。いやしかしどういうものか見れたので行っておいてよかった。
スペイン・アフリカ・アジア・オセアニアのゾーンが閉まっており残念。見れなかったよ〜…。アフリカ美術見たかった。イスラム美術は見れた。シリアのあたりがガラス発祥の地とされており、古代のガラスが楽しい。シーリングスタンプのようにガラスに細かい文字を押してあり、かなり細い線もキッチリ出てた。良すぎる。ルーブルアブダビの印象があったので、イスラム美術は思ってたよりボリュームが少なかった。比較してみると、ルーブルアブダビはコンパクトながらも古代から現代まで順路に沿って満遍なく展示されてて、でもその中でも中東美術は厚めだったな。シリアのガラスやモザイクの皿やトルコの机など、かなりよかった。中東の美術事情に詳しくないのでわからないが、なんだかんだ中東の古典芸術を纏まった形で見たければルーブルアブダビが結構いいのかもしれないな。
ナポレオンの戴冠式の絵もあったが、ナポレオン自分で戴冠しててなんなんだあいつ。あと自分で皇帝を名乗っててなんなんだすぎる。周辺国家も「は?」だったろうな。
無事図録をゲット。ルーブル、収蔵作品自体は古代から17世紀くらいまでだけだが、図録はもう少し新しい時代の作家のもあった。というか図録欲しかったらアートブックストア探す前にここなんだな。サンキュー…。クロークでパリ軍事博物館の図録も回収し、4冊抱えて宿に戻る。紙袋の取っ手が千切れそうで文字通り抱えて帰った。米5kgより重いので5〜10kgはあったんじゃないか?まだ全然平気だとは思うけど、この後も図録買うので飛行機の荷物の重量制限がちょっと心配。地下鉄に入る階段前で声かけられてベビーカー運ぶ手伝いをしたが、こんな荷物えっちらおっちら抱えてる観光客の他にもうちょい適任いるだろ。でもベビーカー思いのほか軽量で結構平気だったな。
スーパーのお使いキッズが棚によじ登っても届かないから、パスタ用のトマト缶取ってくださいとか、東欧系の観光客が何故か明らかに観光客の自分に知らない駅の案内聞かれるとかあるんだよな。人畜無害で温和な雰囲気を放っているタイプとは言い難いのだが、こう…ぼんやりして暇そうな感じが出まくってんのかな。
フランスでは美術館の予定がかなりキチキチで昼食をゆっくり取る時間が思いの外なく、適当なサンドイッチ等になってしまってる。それでも上手いのだが。折角ならもっとがっつり昼飯とかクロワッサンとか食べたいよなぁ!あとレモンメレンゲパイ食べたいな。レモンメレンゲパイ、好きなんだ。
ヨーロッパのシャワー、通常のシャワーヘッドの他に真上についてるでっかいやつなんなんだと思ってたが、かつてボイラーとシャワーが一体だった時の形状を引き継いでるのか。あのでっかいやつこそ本来のシャワーって感覚なのかな。使ってみると体全体がカバーされて全身あったかくて悪くないな。
カフェのテラスでウェイターとホームレスがめちゃくちゃ口論してた。客からスティックシュガーを貰って去ってったな。スティックシュガーでいいんか。
ファッションの宮殿・ガリエラ宮、企画展はリック・オウエンスをやってて大変パンクでした。ファッションについてはよくわからんので語るべき言葉を持たず、すげ〜しかない…。テーマがTemple of Loveで、確かに様々な宗教衣装の要素の再構築があった。胸元のドレープの寄せ美し〜が、やはり人間が来て動くとより印象が変わるので、動いてるところ見てみたいね。実際ショーで着用されてたやつなので靴に傷があって面白かった。3〜4mくらいの高さからリックオウエンスが放尿する像があり、最初本人なのか像なのかわからずビビった。本人なわけがない。最後の展示室に、ロサンゼルスからパリに拠点を移した時の寝室があった。持ち物はこの本たちだけってあって、本人設計のベッドと本棚だけあった。重要なオブジェクトだけキッチリやってあとは抽象的に処理する見せ方、かっこいい。VRCワールドででこういうの作りたいな。嘘!もうワールド制作はこりごりだぁ〜〜!!本棚のど真ん中にブラウン管があってメトロポリスが流れ続けてた。好きなのかな。あと香水もあった。全部の展示空間がウッディないい匂いだったが、この香水なんかな。
そしてまた図録を購入…背表紙が10cmくらいあるブランド史みたいなやつなど。レジのお姉さん、金額言った後に小さくWaouh…って言ったな。
モーリス・ドニ美術館、本当に良かった。今回の旅の中で1番かもしれん。来て良かった。来れて良かったよ。サンジェルマン・アン・レー、ドニの地元ということで、描かれてる風景がこの丘ですか〜って見えるのもいい。やはり作家の地元で見る作品はいいぜ。ある程度大きい美術館なら一枚くらいドニを持ってるが、今まで見たドニで1番良かった。金沢の21美の企画展で来たこともあったけど、なんか全然違ったな。部屋自体は照明を落として薄暗くしてて、全部の絵にサイズ合わせて四角く照明を当てていた。ドニの絵はいつでもちらりと見える遠景が明るく眩しいのだが、この部屋の薄暗さと照明の当て方によって、本当に遠く明るく見える。キュレーターの愛を感じるよ。作品数は結構少ないんだけど、これ見たことないぞ!?みたいなのが大量にある。日本だとドニはあんまりどストレート宗教画!みたいな作品は有名じゃないけど、やはりナビ派と言うだけあり、磔刑図とか受胎告知とか本領発揮という感じだ。美術館が元々廃修道院みたいで教会がくっついており、そこの壁画もドニがやっていた。本当に夢のように美しい……。自分が17世紀宗教美術に興味ない理由として色使いがあるが、ドニの宗教画本当に夢のように優しく美しく天の国の色をしている。そう、古典の色使いは硬くてリッチなコラージュのように見えてしまうのだよな。しかしあの時代、キリストやマリアや天使がいる!という迫真さを出すにはあれくらいの塩梅が必要だったのかな。ドニ、いくつかの有名どころもモーリス・ドニ美術館にはなかったな。世界中に散逸してるんだな。日本だとドニのまとまった画集が全然ない。流石に名前を冠した美術館ならあるだろうと思ったが、全部がまとまったやつはやはりなかった。これが1番かな…という画集でも全然網羅はされてないので、補足的に薄い冊子も5冊くらい回収。それでも全然抜けがあるが。あとかなり簡素な綴じのドローイング集が2冊あり、これも見たことないのだが!?!?だったな。はよ日本でもがっつり企画展組んでくれ〜!!そして画集は…実物よりくすんだ印象を受ける。色というか輝度、陽光の眩しさがどうにも再現できない。全体的にくすんでしまうんだよな。展示見てる時は、自分で写真撮るより、画集のプロがキッチリ撮影したやつのがいいなって思ってあんま写真撮らないんだよな。脳に刻み込めず、忘却してしまうであろうことが本当に悲しい。どっかでっかい美術館が全部網羅した企画展やって図録出してくれないかな。美術館、全然人いなかったな。私以外はもう1組いるだけだった。こんな最高なの、もっと混んでると思ってた。見やすくていいんだけど、でももっとみんな見にいっていいだろ!なんでだよ!ナビ派見るなら印象派見ますってことか…?ナビ派自体ゴーギャンに薫陶されたあの周辺の若者のこまこました集まりでムーブメントと呼ぶには儚い。ギ〜〜〜……。自分はゴッホとドニはかなり好きなんだが、印象派は美しいとは思うが別にそこまででは……なんだよな。なんでなんだろう。平面性が高いのが好きだからか?ゴッホといえば(唐突連想ゲーム)ベルギーの運河沿いの木、葉の裏が白っぽくて風が吹くと一面銀の花が咲いて輝くように見えるんだよな。ゴッホのオリーブの木が青白い火の粉のように輝くのは、誇張というよりマジでああ見えたのだろうなと感じる。そう、ゴッホは色と動きに関してかなり写実的なんだよ。写真的に正確であることを写実と呼びがちだが、写真って形態だけが正確でそれ以外は特に正確ではないんだよな。レンズと眼は違うので形態も厳密には正確と言い切れないし。ゴッホ、植物が特にめちゃくちゃ写実だよ。花咲く果樹園シリーズ、好きだ……。
全く関係ないけど、モーリス・ドニ美術館、今まで行ったフランスのトイレの中で1番清潔で広くて何の臭気もなかったな。2つある個室の両方が車椅子と赤ちゃん対応だった。
駅への帰り道にケーキ屋さんへ寄ったらモーリス・ドニという名のケーキがあった。
パリ、聞くほど治安悪くないな。特に何もなし。住民も他の観光客もさほどスリを警戒してるでもなし。エッフェル塔オブジェを売りつけられることもない。キセルも一回しか見かけなかったな。降り口は改札じゃなく人感センサーなのだが、そのセンサーに杖をかざしてぐいぐい入ってた。
今日の美味しかったもの、芋。スーパーで買ったじゃがいもをオーブンで焼いたやつ。何て品種なんだろう。でんぷんが多いのか、もっちりしててパサつかなくてうまい。アブダビのファストフード店の芋もおんなじようなかんじでおいしかったな。じゃがいも一個持って帰ってきて実家の庭で栽培したい。検疫で止められるのでダメです…。朝夕は宿で半自炊、昼は軽食なのでなんだかんだ外食してない。外食じゃなくてもパン屋のうまクロワッサン食べたいよ〜。あとレモンメレンゲパイ。食べたいかんじのご飯、カフェじゃなくブラッセリーかつ夜に行くべきなのだろうが、もう6時には宿に戻って飯風呂洗濯就寝なので、行けない!残りの日数で行くチャンスがあるか微妙…。どこかねじ込まねば。
ベルギーもフランスも公共交通機関に中吊り広告がないのサンキューだな。フランスの電車にあった唯一の広告、英語教材の広告。しかも「俺はウォールストリートイングリッシュだが?」みたいなやつで、フランス人にも英語必要なんだ、そして目指すところはウォールストリート訛り(訛り?)なんだ。フランス、意外とかなり英語で対応してもらえる。挨拶と注文・会計くらいはフランス語でがんばるが、ほぼ英語だけで問題ないくらいだった。観光客に優しくしてくれてありがとう…。ベルギーの国鉄みたいな電車はラッピング広告と勘違いするくらい落書きされまくってた。トラムとバスは無傷なので、電車は車庫が侵入し放題ザル&長いこと車両の更新がないんだろうな。名も無き教会のステンドグラスにも落書きしてあって、コラ!だったな。でも、街中の3km近く至る所に「FREE GAZA」って落書きしてあったり、指名手配っつってイスラエルの首相の顔写真のステッカー貼ってあった。えらいよな。
オルセー美術館、ストライキにより開館せず…!悲しい…。昨日、「全国ストだから開館できないかも…開館したかどうかはまた明日連絡します」ってメール来てて、今日特にメールが入ってなかったので行ってみたら閉館だった…。メールしてくれや。まぁ入り口前の列整理レーンを片付けてた感じからして、開けるつもりではあったんかな。いや、普通にマターリ準備片付けしてるだけかも。セキュリティのお兄さんが広場の売店のお兄さんに今日はもう閉館って仕草をしたら、売店お兄さん腕組んだままマジ?みたいな表情で応えてて面白かった。そこ持ちつ持たれつで交流あるのね。
パリ装飾美術館を15時に予約してしまったので、それまでどうしようかととりあえずシテ島へ。全容が見えないので島なのか対岸なのかわからんな。ノートルダム、こんなんよく復元したな。すげ〜。お金とやる気があれば現代でもこれ作れるんだな。パンを奪い合う鳩や彫像の冠を巣にする鳩を後目にレモンメレンゲパイを食べに行く。でかいって。メレンゲが15cmくらい盛ってあった。でかいって。隣で英語レッスン中のおじさんも「うお〜」みたいに見てて、お互い頷きあっちゃったよ。レモンカードの酸味とメレンゲの甘さがうまい!しかし多すぎて食べきれませんでした……悲しすぎる。もうお昼ご飯入りません…。旨飯チャンス終了!あとチェリーフレーバーのお茶が渋味が一切なくておいしかったな。渋味苦味がなく香りのいいお茶、嬉しい!
まだ時間あるからMichel François の本を探しにカルチェ・ラタンへGO!
めちゃくちゃ歩いた…。死…。Boulinier→The Abbey Bookshop→San-Francisco Book Co→delpire&co→Yvon Lambertで見つからず!最初のは大手チェーンっぽいとこで2つ目は何故かカナダから来て一旗あげた感じ。3つ目からは専門店になってきて、ここには無いよでもここならあるかもの数珠繋ぎだった。専門店がどこなのか教えてもらえるのありがたい。目当ての本は見当たらなかったが、パリでアートブックが欲しければ、delpire&coとYvon Lambert行け!意外と大穴ブックオフにあったのかな。ブックオフは価値を知らんあほが持ち込んだ希少本がとんでもないことに破格で売ってたりするからな(偏見)。しかし流石にないか。
そしてパリ装飾美術館へ。すごかったね。中世から現代まで網羅されてました。階を上がっていくごとに時代が新しくなっていく。かつての貴族に部屋の内装を見たかったらヴェルサイユじゃなくルーブルや!と述べたが、違いました。パリ装飾美術館や!一部屋だけでなく色んな時代で何部屋もあった。時代が降るごとに天井が低くなっていくのは実際そういうものなのかな。革命後から徐々に簡素になっていってて……やや切なさがあるね。ヌーヴェルシノワのころから花瓶とか壺が突然WABISABIになる。輸入品とかではなくフランス純正侘び寂びだよ。それまで何もかもが過剰なくらい花や人間や紋様で埋め尽くし金色にしまくっていたのに、急に茶色……装飾一切無し……やや歪な形………になってしまう。あれ当時の人間あんな急激な変化についていけたのか?本当に美しいと思えたのか?それ以降の時代のゾーンでも現代に至るまでこの侘び寂び…の系譜っぽい花瓶が結構出てきた。1950年代くらいのプロダクト、当時の最先端なのだが、かなり古くそしてややダサく見える。もう2、300年すればイカして見えるんだろうか。しかし、今の感覚からして普遍性が高くまだまだカッコいいものとかなり古くさく見えるものがある。何が数十年数百年耐えうる美になるのか。それがわかってたらいまごろ世界のトップデザイナーだよ。わっかんねー。最上階の現代ゾーン、1980〜2020年代のものがあり、めちゃくちゃカッコよく見えるんだよな。しかしこれも50年代のものと同じように半世紀後にはダサく見えてしまう時が来るのだろうか。悲しい…。
レモンメレンゲパイの写真見返したが、大きすぎて食パンに見える。
帰りの飛行機の手荷物、ギリ重量収まるかと思ったが、超過しちゃったね。図録が20kgあった。一番イカついやつが1つで3kgあった。本って重いんだな。
機内でドライブマイカーみた。以前観ようとした時は序盤のやつめうなぎの話のとこで脱落しちゃったんだよな。今回疲れてるせいもあってか、終盤ソーニャがワーニャ伯父さんに語りかけるシーンでちょっとうるっとしちゃったな。全然聞こえないので字幕付きで見たが、あそこって元々字幕ついているんだろうか。英語字幕で見て日本語字幕が二重に出てたってことは、日本語以外の部分は公開時も字幕ついてたってこと?ドライブマイカー見てたらナイトオンザプラネット見たくなってきたな。だめだ眠すぎて何も考えられない。飛行機眠れん。行きは30分くらいの細切れの睡眠を掻き集めてなんとか5時間眠った。帰りはもう半分諦めてる。1時間は眠れた。
今回フランスの街並み・建築・内装・家具を統合的に大量に見ることでだいぶ雰囲気が掴めたな。さらにフランスとの比較でこれまでのイタリア・オーストリア・ハンガリーの様式についても自分の中でやや整理された感じがする。この国はこういう様式でどういう特徴があって…を本みて勉強してはいたが、なかなか身に染みて入ってこない。あと講義とかだと建築は建築、美術品は美術品でやるからな。全部を大量に浴びるようにみないといかんのだな。ここに絵画もセットでちゃんと入れていきたいな。絵画もセットで整理していくには本当は教会も大量に見るといいのだろうな。今後はバラバラに観ずに、Art of History を傍に置き、同時代同地域の建築と美術と絵画のテキストを横並びにしてみていけばいいと気付いたのは良し。学生時代に気付きたかったぜ!う〜ん欲張るとその横に歴史と政治もあると尚良し。しかしそこまで行くと私の脳では難しいね。ぼちぼちやってくしかないね。クソ〜〜発狂したっていいから、創作でよく見る「宇宙の全てを流し込まれて廃人になるやつ」私にやってくれ。
無事帰宅。大きなトラブルなくてよかったよ。そして風邪。移動の後は大体風邪引く。院試の後もアブダビからの帰国時もバッチリ風邪引いてた。もうだんだんわかってくるので、3連休を挟んだ上で旅程より多めに有休取ってる。