~20240811
外で買ったものを食べる時、手元にジップロックがあったらそれにごみを入れる。プラごみの入ったジップロックの立体物としてのあの魅力はなんなんだろう。バラバラにそこにあるだけだとただのごみなのに、あの矩形に押し込まれると途端にいい。透明な平面がごみによってテンションがかかっている様子。矩形というのが重要なのかもしれないな。いや、それって、風景を切り取るフレーム、絵画の額縁、イリュージョニズムが無意識のレベルに浸透しているから、矩形で区切られると自動的に作品だと認識して良さを感じる回路になっているってことッ!?己は!?これもしかして、先日の真空パックされた人形焼きをいいと思うのもそういうことか!?
透明だからというのもあるか。これはかなり生理的な好みで、透明・半透明の向こうに何かあるみたいな質感がすごく好きっぽいんだよな。皮膚をずっと描いていたのも半透明な皮膚とその奥に透ける内容物みたいなポイントだったし、CUREの廃屋のシーンの透明なビニールシートの仕切りとか、透け感のある服とか、水面とか、そういうものがなんとなく好きなんだよな。
ここのところしばらく探していた曲をやっと見つけた。3年前によく聞いてて、また聞きたくなって探してたけど、タイトルが「/」とかだから検索性が悪くなかなか見つからなかった。Second Womanの/でした。タイトルを記号にしたいのはよくわかるが。音楽とかいう具象から遠い分野の中でもminimal technoという徹底した抽象を目指す分野に何か固有の意味を持つ詩的なタイトルがついてしまったらそら困るよな。抽象画って、最初から抽象で出発しているものと具象を抽象化していったものがあるが、前者の方が好きなんだよな。音楽は最初から抽象で始まるのがかっこいい。
書類がミチミチに閉じられたキングジムのファイルを、気付くと石抱の刑みたいに胸元に抱えている。文書確認のために出した後、すぐに戻さずに抱えておいてしまう。多分、人々がぬいぐるみを所有しているのってこういう気分なのかもな。重い毛布にするとよく眠れるとか、胸の上にクッションを置いておくと催眠がかかりやすいとか、少し重さのあるものをのせておくのは副交感神経に聞くんだろうな。
労働の上で睡眠と生活もちゃんとやると趣味の時間が2時間しか捻出できない。しばらく無職で、1日の自由時間が12時間ちかくあった身からすると、あり得ない事態ですよ…。人はパンのみに生くるにあらずなのに。生活をやめるか労働をやめるかしないと無理だ。今は労働の時間に趣味をやることでどうにかしている。毎晩10時に眠っているけど、時々趣味の時間が圧迫されすぎて十分にとれないと、キレてむちゃくちゃな夜更かしをしてしまう。仕事中眠いし全然集中できなくて最悪だよ~…。なんとかして仕事中の稼働時間5時間さぼり3時間くらいのバランスに持っていきたいね。
酒は年に2、3回しか飲まないけれど、好きなおかずがことごことく酒のつまみ。こんにゃくねじねじ、なすの揚げびたし、チーズを餃子の皮で包んで揚げたやつ、とろろにのりを巻いて揚げたやつ、五目ひじき、ミミガー、ふぐの皮、鶏皮ポン酢、揚げ出し豆腐、あじのなめろう。どこで食べた味か思い出そうとすると、毎日晩酌をする父のつまみだったな。実家の味で想起するものが、母の味より父のつまみのほうが多い。母とは外食時に食べるものについては非常に味の好みがあうのに、自炊して食べるものについてはなぜか全然好みが合わない。謎だ。朝食と酒のつまみが父、夕食が母という分担だった。人にこの話をすると「お父さんえらいね」のような反応が返ってきて違和感があった。一家の大黒柱が母であり、収入面や労働時間の割合で按分するならば、父の家事分担がもっと多くてもいいくらいだったから、母を差し置いて父がえらいと言われるのは不思議だった。こういう、人に説明するまでもない非常に個人的でどうでもいいニュアンスを書いたっていいというのが日記のいいところだよ。全てが私のためだけの文章だから。
中・高・大と、授業中、今ここに鉄球クレーンが叩きつけられて/天井が崩壊して/電柱が窓を突き破ってきて/テロリストが銃を乱射して死ぬという妄想をよくしていた。今思うと、部屋に人が大量にいる状況に強いストレスを感じていて、ここから解放されたいという気持ちの現れだったのだろうな。今でもたまに、人口密度の高い場所にいるとそれを考えるが、理由がわかっているので「ストレスを感じていて回避したいんだね」と思い直せるようになった。これが大人になるということだ!