20221226
理想のかたちがある。色、質感、形、全てだけど、特にシルエットを重視している気がする。理想のかたちは食器、家具、衣類、小物、乗り物などいろんなところにある。誰にでもあると思う。そうでないとものを選べない。理想のイメージが明快なものと薄らぼんやりしているもの、こだわりたいものこだわらなくていいものなど様々なマトリクスがある。私の中で一番イメージが明快なものがワンピースだった。ワンピースなんて小学校にあがって以来一度も着ていないし特に着たいとも思ってないのに、理想のシルエットは強くある。服飾は工芸の中で最も現代化に成功し、高級と大衆の対立構図への煩悶がないジャンルだと感じるため、とにかく眺めているのが楽しい。自身が使うか使わないか関係なく、ただ目にしておきたいシルエットがあった。ソファやアクセサリーや食器は、既に存在するプロダクトの美しさに自身のイメージが追いつくことはない。提示されて初めて気に入るか気に入らないか判断ができる。ワンピースだけは、イメージがやけに先行してる。ここは布も仕立て代も異様に安いので、そこらの既製品よりも安価に服が作れてしまう。ので、ついに理想のワンピースを作った。作って半年以上経つのだが結局着ていない。